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はしか・突発性発疹・風疹の違いを知る

はしかに症状が似ている病気に、突発性発疹と風疹があります。

はしか症状の主な特徴

麻疹の典型的な症状としては、発症初期の段階で口の粘膜にコプリック斑が現れること、38.5以上の高熱が出ること、せき・鼻水・結膜充血がみられることなどが挙げられます。
発疹の色は濃く、次第に赤黒くなり、最後には、こげ茶色のシミ状になってしばらく残ります。
はしかの原因となる麻疹ウイルスは非常に小さく空気中を漂うことから、感染経路としては空気感染がほとんどであるとされています。


風疹の主な特徴

風疹は「3日はしか」とも呼ばれ、春から初夏にかけて流行します。
風疹ウイルスが原因で、感染力はインフルエンザより強く、主たる感染経路は飛まつ感染になります。
風疹に感染すると、まず軽い風邪のような症状が現れ、発熱を伴います。そして、小さなバラ紅色の発疹(はしかの発疹より色は薄め)が顔から出はじめ、体全体にかけて徐々に広がっていくこと、耳のうしろや首のリンパ腺が腫れることなども、風疹の大きな特徴として挙げられます。
症状の出る期間は、麻疹に比べて短めです。
発疹が出た後は、はしかの場合はしばらく色素沈着が残りますが、風疹の場合は予後が良くきれいに消えます。


突発性発疹の主な特徴

突発性発疹は、ヒトヘルペスウイルスによる感染症で、感染ルートはまだはっきりわかっていません。
突発性発疹に感染すると、38度以上の熱が3〜4日程度続き、熱が下がり始める時期に赤くブツブツとした小さい発疹が胸やお腹から現れはじめ、次第に体全体へ広がっていきます。発疹は、形状的に少し盛り上がっている点が特徴で、3〜4日程度で自然に消えます。
突発性発疹の場合は、咳や鼻水といった風邪に似た症状は伴いませんが、風邪と併発することもあります。
生後5ヶ月から1歳まで間に発症する場合が多く、生まれて初めて高熱を出す原因となり得る病気であることでも知られています。
さらに、熱が高くても比較的元気であることが多いという点も、はしかと異なる突発性発疹の特徴といっていいでしょう。
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